「うちは社員をほめています」という会社があります。
たしかに褒めないよりはマシかもしれません。
なんでもスタッフのやることなすこと否定してしまう上司、組織よりは大分マシかと思います。
社員を褒めることで、社員のモチベーションがあがる場合もあります。
しかし、ただ褒めることで良くなるということではなさそうです。
ルーティンワークをしていることを褒める
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ことチームで結果を出すという場合で、決められたことを決められた範囲で行うだけでは、今の時代成果が出づらくなっていると思います。
それは変化が激しい時代で何が正解かわからないのに、同じことを続けていても成果が出にくくなっている点。
以前は正しかったことがすでに陳腐化しているのにもかかわらず、それを続けてしまう点。
流れが早く変化が激しいときに、同じことを続けたり、成果を見ずにやり続けることは非常にリスクが高くなっています。
変化が激しい時代に褒めるポイント
一年前のやり方が通用しない時代に、どのような行動を褒めるべきか。
それは時代に合わせて変化、改善、チャレンジをした点になります。
ほんの少しでも何かを考えて改善し、結果が出なくてもさらに検証、仮説をたてて実行するという行為をうながすために、褒めましょう。
エセ加点主義組織とは
ただ変化や工夫をせずとも業績があがっている組織もあるとは思います。
そのような組織は、ただやっていることに対して褒めることはとても良いと思います。
しかし、なんでも褒めているのに業績が良くならない、褒めているのにスタッフが良くならないといい、結果を見てそれまで褒めていたスタッフを叱責するような組織、結局は成果を出すためには減点する、という組織がエセ加点主義組織です。
まとめ
褒めることは無条件に良いことだとして、気分が良くなるからとなんでも褒めることは、こと成果を出す場合には合わない場合があります。
減点主義組織の場合は特に、褒められたらそれを無条件に継続してしまうケースが多くなります。
それは、褒められたらそれを続ければ減点されないからという発想からです。
それで成果が出ないと結局は減点され、スタッフは困惑します。
褒める場合は、褒めたことに責任を持ち褒めましょう。