まちづくりで自称大物ビジネスアート集団に出会った時の話 ー 後編

この話の登場人物

デザイナーBさん:行政側から仕事を受けている地元のデザイナー
米国帰りのY氏:アメリカ帰りの音楽プロデューサー
Y氏の友人T氏:Y氏の旧友でメディアプロデューサー
Y氏の友人S氏:Y氏の旧友で芸術家・デザイナー
H氏:地元でイベント業を営む

前回までの経緯はこちら

 

話ぶりから、企画内容は100%実現可能な状態ということだった。あとはプレゼン資料の見直しということで、最終(?)打ち合わせに。しかしその際も参加は不要とのことで、

B氏:清水さんはプレゼンで参加してほしいだけなんで、資料の確認の打ち合わせは出なくても大丈夫です。
私:え?そうなんですか?
B氏:えぇ。
私:いや、どういう内容かを知らずに参加するのはちょっとできないので
B氏:あ、そうですか。

プレゼン内容がわからずにプレゼン参加することはさすがにできないので、事前打ち合わせに参加をお願いすることに。

 

配布された資料のクオリティが低い

事前打ち合わせ当日、T氏が作成したプレゼン資料が配られ内容を確認。

当日配られた資料

 

見開きに企画概要らしい図の掲載があるものの、初見では意味がよくわからない表現。ぱっと見ると左右の図がそれぞれ何かのプロセスで下部の結果が赤背景であるため

両方のプロセスともに悪い意味合いに認識されるような図になっており、企画の概要がよくわからない。

よく見るとこれは


・左図が問題点
・右図が解決策
になっておりそもそも色使いで混乱する内容になっている。またプレゼン資料なのに長文の説明が多くあったりで、

恐らく資料作成のセオリーがよくわかっていない?と資料を見ながら思うものの、メディアも巻き込む百戦錬磨の人の作る資料というふうに考えれば、ただ自分の理解が至っていないだけであろうと思い直しながら読みすすめる。

なかなか企画内容の目的の記載がなく、資料の途中あたりで(これがこの企画の目的?)と思うような下記図があり、それに加えて打ち合わせ中はY氏しかしゃべっていないので、

私:「この部分はこの企画の目的と思うので、最初に持ってきたほうがわかりやすくなりますかね。」

と発言するとデザイナーのB氏が「ああ、たしかに」とつぶやく。

打ち合わせ中こちらの発言を「無視」

私の発言の直後に、打ち合わせの主催者であるY氏が

Y氏:「俺たちが日本から世界に広がる道をつくる。これだよ。」

と、こちらの発言を完全に無視。

それからもY氏独特の持論が続き、その後も打ち合わせ参加者でY氏以外は誰も発言しない状況が続く。

Y氏の友人2名も、もともと何も発言せず、数名地元の会社社長などもいたが、私がガン無視されたことが原因なのか誰も一言もなし。それから打ち合わせはY氏の独演会に。プロジェクトの小説、映画、アニメーションを作る、テレビ局にドキュメントを作らせる、ビジネスモデルを他の自治体に売る、留学ビジネスを始める、大学と協力する、学校訪問する、など。

話の根幹はクリエイターを増やすということのようだが、肝心のクリエイティブな話はなく、上記以外ではキャバクラに行きたいということのみ。

特にY氏が話している最中は誰も発言をしないことで異様な空気がただよい、疑問だらけの話についても誰も問うこともなく

「このプロジェクトはすでに成功していて、どこに飲みに行くか?」

という謎の雰囲気に。

Y氏 「組織はヒエラルキーが最も重要」

打ち合わせに参加していたH氏が「とにかく協力者をあつめないと」というと、

Y氏:ここにいるメンバーが一人でも認めないとメンバーには入れない規則。組織はコアメンバー、サポーター、サポーターにも入れないやつはファンにさせる。とにかくこういう組織はヒエラルキーが重要だから。

Y氏:メンバーに入れる条件は、メンバーが全員認めたやつに限る。

Y氏:メンバーには入れないが協力したいやつはファン。

全員:・・・

Y氏が特に強調していたのが、「俺たちの組織はヒエラルキーが重要」ということ。組織の運営には強烈なヒエラルキーを作らなけらばならない、この組織に入りたいやつは増えるが、いれたくないやつはファンという形で支援させるとのこと。

 そもそも私がこのプロジェクトのメンバーになった覚えもなく(恐らくY氏も私をメンバーに入れた覚えもないだろうが)、何かの組織に入りたいと思ったこともないのだが、この思想は非常に嫌悪感。

このフラットな傾向になってきている時代に、ヒエラルキーを強調するというのが非常に違和感があり、なんという狭量な考え方なんだろうかと思った。Y氏がアメリカのアートの第一線で活躍していた(?)という話も、アメリカってそんな遅れた感じ?と思った。

打ち合わせの終わり頃に、デザイナーのB氏にWebの話題をこちらにふられたので、とりあえずWeb周りで何かあればと伝えると、

Y氏:そこらへんのことはさっぱりわからないからよろしく。

いやいや、アートビジネスでWebのことさっぱりってどういうこと?

打ち合わせが終わり、B氏と話し、

私:大丈夫ですか?

B氏:何が?

私:仮にその大物アーティストが来日したとしても、問題が山積みで、そのことについて一切話題がないんですけど

B氏:あぁ、まぁ仮に詐欺だったとしても、失うものはないから

私:・・・

とりあえず私はテレビ局も撮影に来るというプレゼンには不参加を伝え、とりあえず何か仕事があれば連絡ください、ということで帰宅した。

「アメリカで第一線で大活躍」なのにWikipediaにページなし

帰宅後に、招聘するというアート集団についてWebで調べてみたが、まず日本語Wikipediaに記載がない。さらに英語版Wikipediaにも記載がなし

さらに調べてみると、アメリカの大手メディアでとりあげられていたものの、3年ほど前の記事で「活動資金がたりない、将来は不透明」という記事があった。

日本では無名だがアメリカでは大車輪の活躍を見せるアート集団、対抗できる日本人といえば日比野克彦ぐらいといっていたが、英語版Wikipediaには記載がなさそう。

伝え聞くところによるとプレゼン結果は、自治体からは食べ物と宿泊場所は用意できるかもしれないということになったそう。旅費やギャラはなし。

さすがにギャラないなら日本に行けないと言われたそう。

 

 

 

 

 

 

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