GoogleAnalyticsで、どこからユーザーがアクセスしているかの確認が可能になるCampaign URL Builderの説明をしています。
こちらの方法を使うことで、QRコードや外部に設置したリンクなども確認が可能になります。
Google Analyticsで流入経路の確認
コンテンツ
Google Analyticsでは、「集客>すべてのトラフィック>参照元サイト」で、どこからのアクセスかの確認が可能です。
ただこの場合、チラシなどに設置したQRコードなどは、すべて(direct/none)に含まれてしまい、正確なアクセス数が把握ができません。
チラシなどのQRコード、外部サイトやメルマガ内のリンクからのアクセス
チラシなどQRコードからのアクセスが確認が可能になれば、そのチラシの効果が計測できるようになります。
例えばチラシのデザインを2種類作成し、それぞれお1000枚作成したとします。全て配布した場合、チラシAからのアクセス数が30件、チラシBからのアクセスが15件あったとします。
チラシA1000枚中30件のアクセス=3%
チラシB1000枚中15件のアクセス=1.5%
となり、チラシの集客率、またチラシのデザインの集客効果の比較も可能になります。
流入元を調べるには
QRコード等からのサイトへの流入元を調べるには、リンクに特殊なパラメタを付与することで可能になります。
リンクパラメタとは、通常のリンク(URL)に、「?」や「&」をもちいて設定する値のことになります。
例)https://choppydays.com?param=aaa
上記リンクは、通常のURLの後ろに、?でパラメタを設置しています。
パラメタparam と、paramが持つ値が aaa となります。
リンクパラメタの生成
次に、Google Analyticsが認識するパラメタを説明します。
Google Analyticsで、URLリンクパラメタによる詳細な流入元を調べるには、「集客>キャンペーン>すべてのキャンペーン」で可能です。
下記は、仮に「opening」キャンペーンとして設定したものが表示されています。
下記サンプルURLです。
https:/choppydays.com?utm_source=flyer &utm_medium=qrcode &utm_campaign=opening &utm_term=20200501_20200531
Google Analyticsが認識する主要なキャンペーン用パラメタはutmから始まる下記になります。
・utm_source
・utm_medium
・utm_campaign
・utm_term
まずutm とは Urchin Tracking Module の頭文字で、もともとGoogle Analyticsは Urichin Software Corporation が開発していたもので、そのときの名残です。
パラメータ | 内容 | 説明 |
---|---|---|
utm_source | 参照元 | サイト名やニュースレター、メルマガ、サイトURL等 例)newsletter、opening_flyer、newsletter_vol1 |
utm_medium | メディア・媒体 | メルマガやCPC、広告、QRコードなどのメディア |
utm_campaign | キャンペーン名 | キャンペーン名、商品プロモーションなど固有の名称 |
utm_term | キーワード | 主に有料検索広告に使用。検索キーワードなどを設定 |
GoogleAnalytics用パラメタを生成する「Campaign URL Builder」
各パラメタは、下記サイトで簡単に設定が可能です。
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/
Campaign URL Builderの使い方
Campaign URLBuilderにアクセス後、各項目に入力していきます。
Website URLには、管理しているサイトURLを入力します。
項目 | 入力サンプル |
---|---|
Website URL | https://choppydays.com |
Campaign Source | mailmagazine |
Campaign Campaign | |
Campaign Name | summer_sale |
各項目に入力後、下部に自動生成されるURLをコピーします。
チラシ掲載のQRコードの場合は、下記のように設定します。
項目 | 入力サンプル |
---|---|
Website URL | https://choppydays.com |
Campaign Source | flyer |
Campaign Campaign | qrcode |
Campaign Name | summer_sale |
収集できるデータはすべて収集していきましょう
取得できるデータは、まだ特に利用用途が思いつかなくても、すべて収集していきましょう。
後になってから必要だった場合にも対応ができるようになります。