子育ての問題、母親の悩み
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子育ての問題で多いのが、ついつい叱ってしまうこと。
「早くしなさい」
「まだやってるの?」
「宿題やったの?」
「早くお風呂に入りなさい」
「いつまで遊んでるの?」
ついつい叱ってしまい、罪悪感を感じながらも、こどものためを思いながら、叱りたくもないのについついしかってしまう。
叱るのを我慢してても、思い通りにならないとまたすぐ「はやくしなさい!!」
今度こそはおだやかに伝えようとしても、「わかってるって!」なんて子どもからくちごたえされた日には、さらに烈火のごとく怒ってしまう。。
ほとほと疲れ果てて、毎日罪悪感を感じながら眠れない日を過ごす日々。
他のママたちはどうやっているんだろう。
一体どうすればうまくいくのか。
褒めるべき?叱るべき?
よく議論になる、子育ては「褒めるべき」「叱るべき」。
叱ってばっかりでは、当然だめだとはわかってる。
でも叱ってしまう。
褒めなければとは思う。
でも続かない。
褒めようとおもっても、気づくと叱っている自分。
今日は朝から褒めよう!と思っても、きづくとすぐに「早くしなさい!」
。。。
毎日途方にくれながら自己嫌悪に落ち、自分を責めるママ&パパ。。
頭ではわかっていてもどうにもならないと悩んでいる方がとても多いと思います。
分厚い心理学を勉強する必要がある?
子育ての心理学の本は無数にあります。
しかし、子育ての問題が解決したことはありません。
なぜか。
心理学の本では、内容も千差万別。個々の事象で対応方法もことなる場合も。例えば
■結果をほめるのではなくプロセスを褒めるべき
■「褒める」より「認める」べき
■「具体的に」褒めるべき
■いやいや「感情的に」褒めるべき
■そもそも「褒める」ことはコントールにつながるから、やってはいけない
■「ほめ」を多用していると、ほめられないとやらなくなる?
■叱るときはきちんと叱るべき
ちょっと読んだだけでも、無数にパターンがあり、何が正解なのか、よけい混乱してしまいます。
それでも、これが良いかも!と思ってもやっぱりすぐに怒ってしまって自己嫌悪・・
上記までで、太字にしているところがいくつかありますが、おわかりでしょうか。ここに問題の原因があるんです。
■罪悪感
■自己嫌悪
■自分を責める
そうです。
自分自身がそもそも「減点主義」にどっぷりはまっているから、何をやってもうまくいかない、息苦しい状況が生み出されているんです。
「うまくいかない自分」を「減点主義者:ペナルティスト」である自分自身からつねに監視され、責められ続けているんです。
その状態で子育てをすると、頑張れば頑張るほど息苦しくなり、結果疲れ果て、さらには子ども自身も「減点主義者」になってしまうんです。
問題の根本原因はやはり「減点主義」
どんなに心理学を勉強しても、自分の言動に気をつけても、根本である
「減点主義」
から脱しない限りは、どんなにがんばっても「減点主義者」の行動としてがんばっていることになるんです。
「よくがんばったね!つぎはもっとがんばろう!」
「90点がんばったね!あと10点だったね!」
「今日はよくできたね!明日もがんばってね!」
褒めてる気でも、減点要素をいれてしまうのが「減点主義者」。前回の書いたように、減点主義者は目標との差がモチベーションなので、必ず減点部分を強調してしまいます。
でももう大丈夫です。
安心してください。大丈夫です。
(そんなに古くないのに、もう古いネタなのか。。)
ええ、もう大丈夫です。
これがすぐに大丈夫になる方法があります。
分厚い心理学書を読む必要もないんです。
うまくいく方法は、
1)自分は「減点主義者:ペナルティスト」であり、「減点主義」に染まってたことに気づく
2)「加点主義者:アディショナリスト」になり「加点主義」でやってみる
これだけです。
根本的な問題は、
子育てがうまくいかない
↓
減点主義で自分を責める
↓
子育てを失敗しないようにやる
↓
さらに子どもを責める
↓
子育てがうまくいかない
このループにはまっているんです。
そもそも「子育て」なんて、「100%うまくいく」わけがないんです。
減点主義は、ちょっとでもうまくいかない自分を責めてしまいます。
子育てを問題なくしなければならないという「減点主義」の呪縛から抜け出せば良いんです。
あふれる愛情があるはずなのに、それを表現できないのは「減点主義:ペナルティズム」が原因です。
叱るのも愛情なんです。ただ「減点」だから、うまくいかないんです。
■できない自分を責める
■できないこどもを責める
ご自身のせいではないんです。いままで植え付けられてきた「減点主義」が原因なんです。
だから、ただそれに気づいて、それをやめれば良いんです。どんな手法や方法論も「減点主義」がベースにあると、すべてが「減点」になってしまうんです。
「加点主義」で子育てすれば、なんでも楽しくなるんです。
次回は実際のママからの声を掲載予定です。